夜空を彩る大輪の花
こんにちはiro-laboのスタッフTです。
前回は2月の配信『七十二候で季節の色彩を楽しむ』でお目にかかりました。
あっという間に季節は過ぎ、盛夏の8月ですね。
猛暑の一週間となりましたが……。
皆さんどうぞ体調にはお気を付けください。
さて、今回も七十二候に絡めてお話を…と思ったのですが、
今の時期は暦の上では『涼風至』、つまり立秋を過ぎ
残暑はあるにしても涼しい風が吹き始める頃、となっています。
涼風……。
現状を踏まえるとこの辺りはちょっと令和にはかみ合わない様子ですので、
ここに固執せず、今を楽しむ話をしようと思います。
私事ですが、今見ていて楽しいのは夜空に打ちあがる大輪の花火。
もちろん毎度会場で楽しむことはできないので、
テレビやインターネットでのウェブ配信を追いかけて楽しんでいます。
花火の色彩の進化はすさまじく、平成初期は
赤・黄・緑・青・紫に金銀の計7色だったものが、
その後は中間色の表現が次々開発され、
例えば青でいえばライトブルー、パステルブルー、
といったような一つの色相でグラデーションができるくらいの色彩の花火が、
今やたくさん打ち上げられています。

安定した火薬の調合ができれば無限に色を作れるのでは?
と、見ていて錯覚するくらいです。
花火大会によっては、今でも新作花火の発表がお披露目されています。
これらを副音声やウェブ配信で見ると、煙火店から招かれたゲストの方が
『この色は作るのが難しく~』や『これは江戸時代の色の再現で~』など、
色彩学的にも楽しいお話に出くわすことがあります。
こういった解説を聞きながらゆったり花火を鑑賞することは花火自体も楽しめて、
また知識も得られるので本当におすすめです。
熱帯夜が続く昨今ですが、花火の色を日没後の楽しみの一つとして
1日1日を乗り越えていこうと思います。
皆さんも、楽しい夏の夜をお過ごしください!

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