赤の誘惑
こんにちは、iro-laboのカラーコーディネーターの池田です。
さて、皆さんは気になる色ってありますか?
「好きな色」といえばたくさんあるかもしれませんが、私には「いつも使っていたい」というわけではないけれど、気になる「特別な色」があります。それが『赤』なんです。
赤は色彩学的にいうと誘目性という言葉で、確かに目立つ色、ということではあるのですが
そういう理屈を抜きにして、とても小悪魔的というか、「私を見たら絶対忘れさせない!」という確信犯的な魅力がとてもたまらないのです。
そのような赤を上手に使っている画家や写真家はとても多く、私が最近見た展覧会で印象に残っているのが、渋谷の複合文化施設「文化村」でやっていた、画家でもあり写真家でもある「ソールライター」の展覧会でした。
ソールライターは1940年代から50年代を中心に活躍した人で、特に「ハーパスバザー」というファッション誌で活躍したのですが、日常の何気ない景色をアートに昇華させた感じで、とてもおしゃれな写真が沢山あります。
特にこの時代、ようやくカラー写真の魅力を伝えだした頃、赤の色がとても印象的で、日本の浮世絵にも精通しており、どこか絵画的な画面の中でとても赤を印象的に使っていて、一度見たらやはり忘れられない魅力的な写真ばかりでした。
展覧会で購入したクリアファイル
また、私はバラの花がとても大好きで、バラが好きな方はご存知だと思いますが、バラは春(特に5月を中心としたもの)と秋から初冬にかけてのバラがあります。
秋冬にかけては真っ赤な冬バラが大好きで、時間があるときはピアソラなどのタンゴを聴きながら、赤いバラを見る時間は、私の秋から初冬にかけての期間限定の特別な時間です。
そんな赤に対して私は特別の思いもあり、自分の結婚式(10うん年前ですが)の
フラワーアレンジも赤いバラのブーケを作りました。
それこそ結婚式の前夜、赤いバラ(ブラックバカラというバラです)を70本まとめて格闘して寝ないでブーケにしたので、部屋中をバラだらけにしながらも自分の思い通りのブーケができた、という達成感しかなかった記憶があるのですが、自分としては大満足の式でした。(主人は呆れていましたが…)
なのでこれからも、何か記念の時には赤の魅力を借りたい、と思っています!
皆さんも、自分にとって大切な色ってあると思いますが、その色を思いっきり楽しんでくださいね。
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