お好みの緑茶の色は?

こんにちは、iro-laboの南です。

芯まで冷える季節となり、温かい飲み物を飲むと
強張った身体も心も柔らかくなる感じがします。

今日は、緑茶の色についてお話したいと思います。

緑茶には、水色が茶色のほうじ茶や玄米茶もありますが、
多くの方が、透き通った黄緑を想像される思います。

実はこの黄緑は、緑茶に含まれている黄色のフラボノイドによるもの。
なぜ黄色のフラボノイドが黄緑になるかというと、
製茶の工程で破壊された茶葉の組織による濁りだそうです。

蒸しが浅くて硬い茶葉から抽出される水色は黄色の緑茶となり、
蒸しが深くて細かい茶葉ほど深い黄緑をした緑茶となります。

ちなみに、日本で一番飲まれているのは煎茶で、
煎茶の2倍の時間、茶葉を蒸して作るのが深蒸し茶。
深蒸し茶は、煎茶より水色が濃く、渋みの少ないコクのある味になります。

高級茶として有名な玉露は、新芽が開き始めた頃、約20日間日光を遮って育て、
カテキンの生成を抑え、渋みが少なくうまみと甘みの強い味となります。

色が黄色い程、健康的だと言われていますが、味は苦くなり、
濃い緑の色の方が、渋みが少ないという事ですね。

寒い冬、お茶の色と味を比べて、自分の好きな緑茶探しも楽しいかもしれませんね。



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