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紅葉といえば…カラーカード?

みなさまこんにちは。iro-laboの金子です。
やっと秋めいてきましたね。
今年は気温の変動や高温が続いた影響で、紅葉が例年よりも遅いようです。
私もどこかに行きたい~と思うのですが・・・
自宅PCのスライドショーの日本の景勝や世界遺産の絶景で、日々
旅行気分を味わっています。

【紅葉】という言葉ですが、私はいつもこの言葉からカラーカードを思い出します。



それはまだ私がカラーを学習しているスクール生の頃。
配色の初回に、今から思えばドミナントトーン配色だった(?)かもしれません。
講師から、
「せっかくの配色なのだから、配色の条件だけで色を選ぶのではなく、
自分でお題を決めて、何を表現したいかで配色してみましょう」

この言葉に、私はやられました(笑)

PCCSのトーンの特徴として、トーンの中で色を選べば
表現したいイメージ演出ができることは
当時の私も、皆さんもご存知だと思うのですが、
本来であれば色彩学習の醍醐味でもある配色を、配色条件を覚えることが優先で、
その技法をどのように使うかという発想が全くなかった、ということに
私は軽いショックをうけました。

そしてその配色は作業の結果ではなく、作品として講師が講評してくれた時、
皆さんの作品から、自分では思いもつかない様々な発想や、感性が伝わってきて、
これが配色の楽しさで、カラーの可能性なんだ!と、おおげさかもしれませんが、
カラーに関して深く考えたのもこの配色がきっかけだったということを、
今でもはっきりと覚えています。

ちなみに、この配色作品の時に作ったのが【紅葉】というタイトルで
dpトーンを使った配色だったんです。
懐かしいですね~。
思い出話になってしまいましたが、
現在検定試験を目前に控えている皆さんは、
今は、配色条件を覚えて配色の色の特徴を覚えてください。
そして検定が終わって余裕ができたら、今度は配色の楽しさも思い出してくださいね。

秋の行楽シーズン、私も近所で紅葉を楽しみたいと思っています。


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