「映える」ための条件


こんにちは、iro-laboの岡山です。

携帯電話にカメラが導入されて以降、写真を撮ることがとても身近で手軽なものになってきました。何かにつけて「写メる」、メモの代わりに「写メる」、とにかく生活の中にカメラはもはや必需品!?
街中で、お店で、また美術館でも最近は一部撮影可の展示も見かけます。
どんな時もお気に入りの1枚を記録することができる優れもの。

そしてSNSの普及とともに写真画像の「インスタ映え」なる用語が新語大賞にもなりました。
美しい夕日、夕焼けを「夕映え」と言いますが、もともと「映え」とは、「はえ」と読み、「明るい光に照らされて輝き、周囲のものとの対比によって一段と美しさが際立ち引き立って見えること」の意味であり、動詞「映える」が浸透し、見栄えのいいものの表現として「映える(ばえる)」が定着したのは言うまでもありません。



いろいろな場所で「映える」ものを見かけます。先日もとある人気ふわふわパンケーキのお店(「映える」の聖地!?)に行ったところ、まさに「映える」空間がそこにはありました!
壁一面に色彩豊かな洋書の置かれた本棚や、白いテーブルクロスにセッティングされた美しい洋食器!やはりここでもパチリ!そこに予約していた数名の女性たちが来るや否や、「わー!キャー!」の歓声と共に撮影大会が始まりました!



「映える」ための条件にはいくつかあるようですが、その中でも『色彩』はもっとも重要な要素で『カラフル』なこと!
2色以上の色が存在することで配色になりますが、隣り合う色によってそのイメージは変わります。
鮮やかな色を組み合わせた多色配色青緑青紫など真反対の色の補色色相配色は色の対比によってお互いの色の美しさを引き立て合います。

そんな世の中に浸透した「映える」ですが、最近ではあえて映えさせない「映え疲れ」なる用語も出てきているようです。
撮影した写真は後から、明るさ、彩度など編集可能な機能が充実し、「映え」させない?お好みのイメージに加工することも可能です。
「パンケーキや美しく彩られたプレートも、「すぐ食べましょう!」と思いつつ、ついついパチリ!
最近、写真に集中するあまり、すぐに食べない、食べずに残す、危険を顧みない行為などなど・・・
これらの迷惑行為がニュースでも取りざたされているのを目にします。
皮肉ってこれらを「インスタ蠅(バエ)!」などと言われているそうです。 

とても便利なスマホカメラですが、「蠅」にならないように、「映える」「映えない?」素敵な1枚を残すカメラの活用ができたらいいですね!


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