みんなに知ってもらいたい「ユニバーサルカラー」と「UC級」

こんにちは、色彩活用研究所の南です。
9月になりだいぶ過ごしやすくなりましたね。
自分を甘やかしては「暑いから」と言い訳してきましたが、それができなくなってしまいました。
気持ちを引き締め、何か新しい事にチャレンジしたいと思います。

さて、昨年の冬期から色彩検定にUC級が加わり、
今年度から6月と11月の年2回
試験を受けることが可能になりました。

UCは、「ユニバーサルカラー」 の意味で、ユニバーサルには
「普遍的な」「すべての」という意味があります。
そしてUC級は、
「色覚の多様性に配慮することで、多くの人が見やすい色使いを学ぶ」
ことを目的としています。

色の見え方は、みんなが一緒で同じように見えるのではなく、 人それぞれ違っています。
例えば、日本では男性の20人に1人、女性の500人に1人、全体で300万の人が
「特定の色の組み合わせが判別しにくい」といわれています。
また、白内障等の眼の老化によっても色覚は変化し、区別できない色が
増える場合があります。
ユニバーサルデザインとは、年齢・国籍・身体的な状況などを問わず、
「すべての人」が快適で安全に暮らせるように、まちづくりやものづくり、
サービスなどにあらかじめ配慮する考え方です。
色を伝える立場のカラーリストやカラーデザインを行う人は
きちんと理解する必要があり、特に、安全性を意図する色使いをする場合、
より多くの人が理解できる色使いを求められますね。

色彩活用研究所では、よりUC級を知っていただくために『UC級学習会』を開催します!
学習会では、色彩検定協会が発行したUC級のテキストを使い、
色覚の多様性について理解を深め、誰でもが見やすい色使いをするためには
どのようなことに注意をする必要があるかを学習していきます。

これから超高齢化社会を迎え、来年は東京オリンピック・パラリンピックが開催され、
ユニバーサルデザインの必要性はますます高まってきます。
ぜひこの機会に、UC級の必要性と色覚の多様性について正しい知識を学びにきてください。



オススメ講座


色彩検定UC級学習会 (全1回・5時間)
  色覚の多様性について理解を深め、誰もが見やすい色使いを学習していきます。
  日 時:10/2(水) 10:00~16:00  10/5(土) 10:00~16:00
  受講料:11,000円(税込)


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