香りと色の関係

こんにちは。iro-laboの丹治です。
先々週に続き、夏本番に備えて色にかかわる話をしたいと思います。

今回は「香り」について。

「香水」は夏の季語になっているのですが、皆さんの日常ではいかがでしょう。
汗をかくこの時期、上手に香水をつけて、香りを楽しみたいですよね。
つける場所も夏は、手首や胸元がおススメだそうです。
NGな箇所は、汗が乾きにくいところ、汗がたまりやすいところ。

そして、好みの香りのタイプは様々でしょうが、柑橘系、フローラル系、オリエンタル系など、それぞれに色のイメージがわいてくると思います。

ではオゾン系と言えば?
さわやかな水や空気、せせらぎなどをイメージさせる透明感のあるみずみずしい香り。
イッセイミヤケの「ロードゥイッセイ(イッセイの水)」、ジバンシーの「ウルトラマリン」など、商品名やパッケージから香りと色の関係を実感できることと思います。

とは言え、色のイメージは感覚に頼っているだけではなさそうな話もあります。
名前を伏せてラベンダーの香りを嗅いでもらうと、「ラベンダー」の香りだと分かった人は、香りから紫系の色をイメージするのですが、「ラベンダー」と認識しない人は緑系や茶系の色をイメージする傾向があるようです。



個々の体験が、イメージする色に影響を与えることもあるのですね。
時には色で自分の人生を振り返り、棚卸をしてみるのもいいかもしれません、新しい自分が見つかるかも。



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