勝手に色の効果:ブルーグリーン

皆さん、こんにちは。iro-laboの桑野です。
さて最近、気になったテレビC Mが一つ。

引用元:株式会社クボタ様 HP のスクリーンショット

あるお寿司屋さんでのカウンターのシーン。
女優の長澤まさみさんが一人で座っています。

長澤まさみさん扮するお一人様は、ここで他のカウンターのお客さんが、大将に注文するネタや、喋る内容を次々と見事に的中させていきます。

「何のC Mだろ?」と思ってその先を追ってみると・・これはクボタさんのC M。
クボタさんとは・・・人を思い浮かべました?
いえいえ、トラクターなどの農業機械メーカーで知られるクボタさんです。

「食の未来が心配」というパックンさんに対して長澤まさみさんが
「大丈夫!それクボタがやる」という力強い言葉が印象的です。
これは、クボタさんの「未来を予測しています、これからのことは任せて!」
という企業メッセージなのですね。(きっと・・)

長澤まさみさん、衣装のブルーグリーンがとても良くお似合いです。
またこの色、周囲の色味が抑えられているせいかとても目立ちます。
最初はそう思いながら見ていましたが、とその時この色が、時折町の中で見かけるあの色だと思い出しました。

あの色とは、クボタさんの営業所のテントの色や、並ぶ建設機械の色のブルーグリーンです。
このブルーグリーンは、クボタさんのコーポレートカラーなのですね。

CM→衣装の色に注目→記憶→気付き?
と私の脳は、勝手にクボタさんの色としてインプット。


※イラストで使用しているブルーグリーンは、クボタさんのコーポレートカラーを直接表すものではありません。

同じグリーンでも、黄緑だと、地球や環境保全へ取り組むイメージなどが強調できそうですが、少しブルーが入ったブルーグリーンになると、シャープで、先進的なイメージが加わり、未来へ真摯に向き合うそう言ったメージと結びつきそうですね。

そういう意味では、地球のことを考え、未来を予測し立ち向かうそんなメッセージを
送るにふさわしい色と言えそうです。

皆さんは、このC Mどう見ますか?
あれこれ「色」のことを考えて楽しんだC Mでした。


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