今、あなたの気になる色は?
こんにちは。iro-laboの丹治です。
ちなみに私は今、緑が気になっています。
緑が気になるときって、癒しを求めているときなのでは?と言われることが多いですが、このような解説がつくとき、一般的には、赤・オレンジ・黄色・緑・青・紫のような6色で分類されることが多いのではないでしょうか。
6色色相環で思い浮かぶのが、ドイツの文豪ゲーテが『色彩論』で用いている色相環。
ゲーテによる色相環 [出典:色彩検定 公式テキスト1級]
彼はこの中で、「~直径上に相対立する色彩は、眼の中で相互に要求し合うものにほかならない~」と言っています。
つまり「補色」って互いに要求し合う色ということ!
補色。Complementary color。色相環で正反対に位置する関係の色の組み合わせ。
色彩検定3級レベルでも補色がらみの内容はいろいろでてきます。
補色残像。そしてPCCS色相環上の心理補色。赤と青緑、黄と青紫などですね。
ただ、日常的な話の中ではおおよその捉え方で補色を表現していることが多いと思います。たとえば、赤身のお刺身に青シソの緑を添えてお互いの色を引き立たせる補色の効果、だったり、ゴッホの「夜のカフェテラス」で印象的に使われている黄色と青、のように使われたりします。
PCCS色相環 [出典:日本色研事業株式会社]
混色によって無彩色を作ることができる2つの色、これも補色といいます。
PCCS色相環上にも近似色がありますが、この位置関係を見て無彩色を作ろうとするといろいろ悩ましいかもしれません。
でも絵の具で描くときとか、髪を染めるときとか、無彩色になる補色のことを知っていると、目指す色を作るときに役に立ちそうです。
用途目的によって、いろいろなタイプの色相環を使うことがあると思います。対向位置にある色としての「補色」。使い方・捉え方も用途目的に合わせて、がいいですね。
心理的な内容に絡んでくる補色。やっぱり求め合ってしまうのかも。。。
なんだか気分か高まってきたのは、緑の補色である赤を求めているせい?!
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