UC級…「普通」ってなんだろう。

こんにちは、色彩活用研究所のカラーリストの池田です。
さて、昨年12月に色彩検定協会から色彩検定UC級の検定がスタートし、
今年度からは6月と12月の年2回試験を受けることが可能になります。

UC級って何?と聞き慣れない人もいると思いますが、UCとは「ユニバーサルカラー」
の意味で、ユニバーサルには「普遍的な」とか「すべての」という意味があり、
つまりは、年齢や障害の有無などさまざまな人すべてに対して、
わかりやすく利用しやすい色とは何か、を勉強することになります。

実際に「特定の色の組合せが分かりづらい」、という人が日本では、
男性は20人に1人、女性は500人に1人、全体では350万人ほどいて、
もしかしたら皆さんのご兄弟や、友人の中に「色の違いがわかりづらい」と
いう人もいるかもしれません。実はとても身近な話なのです。

そして、これまでは身近にそうした人がいても、知識がないとどう対応したら良いか
わからなかったり(手伝いたくてもどうしたらよいかわからない)、
ご本人もこうしてほしい、という希望があっても言いづらく、不自由、不便が当たり前に
なっているのが現状です。

このUC級を勉強すると、見えづらく悩んでいる人にとって違いが分かる
色の選び方ができ、そうした配慮でご本人が周りの人の手を煩わせないですむ、
つまりは「普通」が出来づらい人が「普通」ができるようになる、
それって、ご本人にとっても周りの人にとってとても大切なことなのです。

また、「色が見えづらい」ということは、何も特別な人だけの話ではなく、
誰もが避けて通れない老化現象でも顕著に色の見え方は変わります。
今まで「普通」に見えていた色は老化によって「普通」に見えなくなる、
つまり自分が思っている「普通」は決して「普通」ではなく老化によって
どう色の見え方が変わるかを知っておくことも大切なことですね。

色はさまざまな意味を持って使われていますが、特に命の危険や安全性に関わる
信号機や、国や地域が出す危険を知らせるファザードマップの色分け、
階段の段差など安全性を知らせる案内ほど見やすいものであるべきです。
ですが、知識がないと見やすくする配慮が出来ないので、結局は見えづらい案内が
多くあるのが現状なのです。

UC級は初級の人でも受験はできますが、専門性が高いの内容になります。
iro-laboで開催される「色彩検定UC級学習会」は色彩検定2級以上の人が対象ですが、
初級の人でも受験したい人に補講講座もあります。
ぜひ人ごとではなく、自分の身近なこととして興味をもって受講をしてみてください。






オススメ講座


色彩検定UC級学習会 (全1回・5時間)
  色覚の多様性について理解を深め、誰もが見やすい色使いを学習していきます。
  色彩検定3級・2級 未取得の方のための補講講座もあります!

  日 時:5/20(月) 10:00~16:00   6/16(日) 10:00~16:00
  受講料:10,800円(税込)

  ◇~色彩検定3級・2級 未取得の方のための~UC級 補講講座 (全1回・5時間)
    日 時:4/24(水) 12:00-17:00
   受講料:10,800円(税込)



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  ていねいにゆっくりじっくり学んで質の高い学習を目指します。

  日 時:4/28(日)~ 10:00~13:00
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